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サイバー空間は神経を刺激する

コンタクトマンのみつしゅうらです

調和について書こうと思っているのですが、その前に今思ったことを書きます

岡先生は調和を取り戻すためには、自然界に身をおいて心で感じることを語っていますが

それて、生活空間から完全に離れて、自然の空間に身を置くことだと思います

ぼーっとして感覚に身を委ねて、空を感じて風を受けて、そのまま自然界の中にとけていってしまうこと

まどろんだり、綺麗な夕日に心を奪われたりして、生を蘇らせることと思います

私は26歳から4年間中国に行ったのですが、その時代はネットもない時代で、本も読まず、ありあまる時間を人とのおしゃべりと、考え事に費やしていました

よく郊外や田舎や遺跡にいって、その空間に身をひたして何かを感じることに没頭しており、それ社会という外部から完全に自分を離して、別の空間に身をおいていたのです

誰にも話さず、誰とも共有せず、完全に自分の世界にいて、何かを吸収して芽を出していたのです

そこが自分の心と感性と物事の本質をつかむ入り口だったと思うのですよ

自立した世界観が形成されていったというか、自分の見えること、感じることをどんどん深く入り込んでいったので、私は生活空間と、仕事と、ネットと自分の世界が完全に分かれており、生きるエネルギーがそこから自分に湧いてくるのです

それで、その一人で没頭していた時期が改めてすごく大事だったんだなと思います

それは精神の自立であり、依存心がないこととつながりがあります

誰かに依存をしている限り、本質的なところから物事が見えないからです

他者がいない世界というのは、完全に意識がのびのびと広がり、外部からの刺激や干渉なくどこまでも深く入り込めるからです

だから誰もいない、開発されていない中国の郊外に行ったのかと思うのです

そしてその時代はほとんど写真を撮影しませんでした。その空間に入り込んで感覚につかっていると、写真をとるという自意識が入らないのです。つまり完全に意識が遮断され、どこまでも感傷的な感覚だけに身を呈しているので、無の状態であることが多かったのですね

***

さて、ここからが本題ですが

現代人はとても疲れており、気持ちを休めるために気晴らしを必要としていますが

例えば温泉につかっても、写真をとって、SNSで投稿するわけです

食べ物とか、景色とか、感想とかをあげるわけですが

岡先生が話されている調和のことは、意識をやすめて自然と心を融合することだと思います

ある種、無意識となって、気を休めることと、空間を完全にわけることだと思います

しかし、現代人は生活のストレスを発散するために、さらに刺激を強めて意識を活発にしているわけです

誰かが見ている雑多な空間にはたくさんの意識が集まります

人から見られているというのは、意識を刺激し、休めるどころか、さらに意識を大きく刺激し、神経をも強く刺激します

雑踏の中で、大道芸をしているようなもので、高揚したりして神経を高ぶらせることになります

そればっかりやっているのが、芸能人ですが、生活空間とサイバー空間がつながってくると、逃げ場がありません

つまり、ずっと意識が高ぶっている状態になります

岡先生の言われる調和とは無縁の意識の状態です

昔の人たちは気休めのためにのんびり温泉に行って、意識をも休めていました

分別智がさしこむ土壌があったのだと思います

自分と自然だけの情緒的つながりをもって、心を新鮮に保っていたのです

だから疲れてもまた前を向いて、頑張ろうと思えたのです

同じ空間にいる者どうしが自然界と縁してみんながつながり調和していたのです

しかし、現代人は生活空間からサイバー空間に身をおいて、意識を刺激し続けており、自分の独立した、外部から遮断された世界がないわけですから、世界からとりのこされたよな気持ちになるのです

子供達がそうです 野生動物のように群れを求めて、サイバー空間に身を置こうとしますが、そこは人間の本能や刺激を喚起するものも多々あるので、気が休まること、情緒が育つわけがないのです

常に外部からの情報に意識を向けるので、神経が休まるすきまがなくなり、自分の世界が心が、見えなくなります

つまりは意識をずっと切り離せないんだよね

心と心のつながりは、話さなくてもわかるという感覚の世界です

心は人同士の心のやりとりの中で育ちます

たとえば店員さんが笑顔で接してくれたのが嬉しいと感じるのは心です

言わなくてもこちらの喜びはエネルギーとして伝わります

何も言わなくても通じます

そこが調和の世界だと思います

調和の世界に身をおけば、人はバランスが回復し、真智の光がさすのだと思います

宇宙世界は今日も平和です

みつしゅうらでした

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