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天界の人と地獄界の人

前の記事から岡潔博士のお話を概略するとですね

天に通じる生き方をしている人と

天に通じる生き方をしていない人と

ざっくり言うと、2分されます

天に通じている人は心の悦びが多い人生ですが

天に通じていなければ、心の悦びが得られないがゆえ、物質に依存していくわけです

現代人の中には、お金が豊かで、物質的に恵まれていたら、幸せ!と考える人が多いのも、物質依存が強いからだと思います。

美味しいものを食べたら幸せ!

旅行に行けたから幸せ!

いいところに住めたから幸せ!

物質世界だけに意識がある人たちのことを、地獄界として底辺として分類していましたが、今は地獄界の人が多いのかもしれません。ここにハマると泥沼だそうです。

お金がないから不幸、物を持っていないと不満、

どんどん物質を追いかけていくと、キリがなくて、底がないわけです。

ただの日常では刺激がないとして、満足が得られないために

なかなか心の悦びを得難い人となります。

天と通じている人たちは、物質にとらわれず、とてもシンプルです。

天界の人を、お百姓さんを例に出して岡先生は解説しています

お百姓さんはシンプルにただ天に通じる生き方をしていると言います

肉体を酷使して重労働をして、汗まみれになり辛い仕事だけど

穀物野菜が育つ過程において、成長そのものを楽しみとするから

だからどんな重労働でも、頑張れる力となっているといいます

それは自分の汗水流して働いた力で植物に愛情を注ぎ込んで

植物が育つことその過程を心で悦ぶので

どんなに労働で疲れてもスッキリして清々しいわけです

岡先生が女性は心の悦びが得やすいと言っているのも

子供を愛情深く育てて、成長した時に、涙を流して

我が子の成長を心から悦びと感じるからです。

この心の悦びは、天と通じる、心の悦びなのです

何も特別な人だけが、天に通じているわけではありません。

昔からある、人の良い心の働きの世界だと言えます

子供の時はわからなくても自分が大きくなった時に、親のありがたみ、苦労が染み入ることありますよね? 

それが心で感じて、心が開いた時なのだと思います。

***

岡先生の話をまとめると

天界に通じるとは、人間として花を咲かせること

天界に通じていなければ、接ぎ木になってしまうこと

人間として成長し、花を咲かせるためには、自然界と同じで、たいそうな時間がかかり、長い成長の過程を伴うこと

時間を短縮しようとして、次から次に詰め込んでも、接ぎ木のようなもので、本来の花は咲かないよということです。

根っこのある人と、根っこのない人がいるわけです

じっくり物事に取り組んで、忍耐強く、辛抱強く、努力と継続的な力を対象に注ぎ込んで、その過程に悦びを感じる人たちです

岡先生は、数学の難問を解いた時に強い心の悦びを感じると表現していました。

根っこのない人は、努力や忍耐が嫌いで飽きやすく、批判的ですが、誰かが花を咲かせているのをみたら、たまらずに自分もそこに入ってしまう人たちです。中には人の成果を横取りすることを悦びとする人もいます。

そもそも、自分で花を咲かせて育てることをめんどくさいと思って省略しようとして、楽に逃げる人たちのことです。

しかしこの態度では根がないので、花が咲かない人生となります。

物質を所有したり、物質を求めたりすることに悦びを感じるので、めんどくさいことが嫌いで、せっかちなわけです。側頭葉の衝動的判断というのは、動物性が強いため、そうなるわけです。

昔から根気を持ちなさいと先人からも言われていましたが、それはすごく大事なことだったのだと思います。日本人はそういうことを誰よりも重んじていたので、小国でも国が安定してきたわけです。

しかし、今の日本人は悦びよりも効率、利益性に重心が行きすぎているように思います。せっかく物質よりも精神を重視するスピリチュアルという世界が開けたのに、そこにまで物質的な世界の豊かさを持ち込んだため、調和が乱れたのだと思います。

岡先生は、60年後は日本はかなり厳しい時代になると予知をしていました。今は55年目なんですけども、その通りとなってきています。つまり物質的なことばかりを追い求める社会に拍車がかかっており、並行して、新兵器や戦争の話が出ているわけです。

特に今の若い世代がそうなってきているのです。心の悦びが感じられなくなってきているから鬱になり、死にたくなるわけです。

いじめ問題も人間の動物性衝動が強く働いていることに起因していますが、教師が暴力的な態度をとったりしているのが見られており、岡先生が心配してきたことが起こっているわけです。

岡先生はだから、教育に一番関心を持って、心配していたんですよね

***

生きるのが辛い、しんどい、嫌だという心の叫びが大きくなっている昨今。

これこそが、心が閉じて明かりがささず、無明の人々が多いということであり、それがすなわち、人類存続の危機となっているわけです。

じゃぁどうしたらいいの?

岡先生は、智力を得て得た答えを本に書き記しており、心のことを示しています。

コリンさんを通して、惑星連合の人たちも地球の未来を心配して、思いやりの心のある、メッセージを送っているわけなのです

岡先生の話をよくよく読み解くと、惑星連合のお話と共通性が多々ありますから、二つのお話は、天の世界から人類を助ける真智の光からの救済なのです。

人類だけでは、解決は難しいから天が助けてくれるよというお話なのです。

岡先生の言葉を借りると、人間の目覚め、大自然とのつながりの先に、古代から人類に働きかけてきた、天津神と人間世界との共存共栄の時代がくるわけですが

そこにたどりつける人たちは、天に通じる意識を持ち続けてきた人たちとなってくるわけです

物質主義の人たちにとっては、心の悦びよりも物質的な世界をコントロールすることに悦びを感じているわけで、そういう人たちが宇宙エネルギーを得たら、まず自分の幸せになろうとし、成功すると、自制心なくエスカレートさせて行きます。

自分の創造したい世界を作ってしまうのです。

それでは、争いが起こり、調和を乱し、平等と平和を作り出す、秩序が崩れてしまうのです。

岡先生がなんども言われているのが、他を自分より優先するということです。これが自制心、大脳前頭葉を鍛える大事な部分であり、人の心とつながり、衝動を抑える人として機能している大事な基盤です。

脳というとわかりにくくなりますが、実際は、自意識なのです。動物のように我先に突っ走るのか、それとも、周りのことを気づいかい自分を抑えるのか。人間は動物性は誰もが持っており、そこで苦労をするわけですが、その中できちんと反省して、自制心を培うことができるのか。それは自分の意識が決めるわけです。

ここで一番大事なことは、全てが自分の意思で、自然に選んでいるということです

自分の行動は人のせいでもないし、誰かに強制されても、自分はその通りに行動なんてできない反発する性質を合わせて持っています。

もっと言えば、自分を助けてくれる絶対的な何かなんてないわけです。神様や宇宙がいつも見張って、なんでもかんでも助けてくれたら、人間は一切成長をしません。

子供に手を貸したら、子供は自分の足で立てなくなります。

宇宙も神様も手を貸さず、その人がどうするかを見守っているのです。

その理由は、自分で選んで自分で失敗しながら成長するのでなければ、大事な大事な心の悦びとそこからくる満足感、自分への誇りを得られなくなるからです。

自分にとって損か得かの選択をしてきたのであれば、得した時だけが悦びになり、人が得するとつまらないと思ってしまいます。

しかし自分の成長を考えて、難しいこと、不得意なこと、しんどくてもためになることを選んで生きてきたのであれば、成長そのもの、挑戦そのものから悦びを得ることができます。

自分が頑張って努力して掴んだ何かを持って、たくさんの人に喜んでもらい、助けることができるのであれば、それは心の悦びとなって、智光を照らすのです。そういうところに真智の光は降りそそぎ、栄えていくわけですね。

人ができることは、心を綺麗にして情緒を保つこと

大自然に任せて、自分の心の悦びの得ることに意識とエネルギーを注ぐこと

誰にでもできる、すごく簡単でシンプルだと思います

宇宙世界は今日も平和ですよ

ミツシュウラでした


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