岡潔 その3
岡博士の本のつづきです
岡博士は数学の答えがわかる智力について
本の中で次のように述べています
こうした智力はそれではどのようにして養うことができるでしょうか。
普通考えられるように、数学が上達するためには、大脳前頭葉を鍛錬しなければならないのはいうまでもありません。
ちょうど日本刀を鍛えるときのように、熱しては冷まし、熱しては冷やしちおうやり方を適当にくりかえすのが一番いいのです。
中略
私たちが純一無雑に努力した結果、心情によく澄んだ一瞬ができ、時を同じくしてそこに智力の光がさしたのです。
そしてこの智力が数学上の発見にむすびつくものなのです。
しかし間違いがないかどうかと確かめている間はこの智力は働きません。
ずっと一生懸命考え続けることと、途中に息抜きが必要なこと
あきらめず継続しつづけることをさしていると思います
筆者は中国で技術通訳をしている時代に、ある日頭がパンクしたことがあります。
3日技術通訳を続けたら、バーストしましたが、この時代、徹底して考えたり記憶したりして脳を酷使したので、熱したわけです。
ある日あたまがバーストし、脳が高速回転で動き始めて
頭頂部が開いて、超高速で回り始めました。
それ以来頭頂部が開いて、一瞬で人が話す内容がわかるようになったのです
自分が直感が降りるときは、つねに頭頂部が開いて、エネルギーが入り、一瞬にしてわかるという感覚状態でした。
宇宙の勉強会を始めたばかりのころ、コリンさんに質問をしている最中に
頭をフル回転させていたら、参加者たちが落ち着かなくなり、話題を急にかえさせたり、ふざけた話をしたりするので、驚いたことがあります
岡先生の本の中にも、前頭葉をちゃんと鍛えていない学生をいくら集めても
グループとして研究は深まらないという趣旨のことが書かれています。
頭を鍛えるのは、すごく良いことなのですが、訓練をしている人は現代人は少ないように思います。
それどころか、悪い現象も起こっていますが、その部分も岡先生は著書の中で言及しています
加熱のはなはだしいのは、タイプライターをうち続けるといった動作、瞬時の休みなしに続けられる機械的な動作の場合で、こういう職種の人には適当に休息を与えるとか特別な配慮がぜひ必要ではないかと思います。
それでもおとなの場合はまだいいのですが、知覚も発達していない幼児に楽譜からキーへと目まぐるしく頭を働かせるピアノを習わせるといったことはどうでしょうか。正直のところ、早期の珠算教育とともに、私は疑問を抱いているのです。
別の言い方をすれば、絶えずきれぎれの意志が働き続けるのが大脳の加熱で、この意志が大脳前頭葉に働くのを抑止しなければ、本当の智力は働かないということです。
このほんとうの智力というのは、本当のものがあれば、おのずからわかるという智力で、いわざ無差別智です
スマホのみすぎ、パソコンのやりすぎ、ゲームのしすぎの弊害
すなわち、脳への加熱で、脳がおかしくなってしまいます
特に幼児は問題が大きいわけです
前にブログに書いたことがあるのですが
子供が画面ばっかりみて育つと、会話ができない子に育つのでは
人との交流がうまくいかず、自分のことばかり話題にして
会話も長く続かない人が多いのですよ
自分の見たことしか話せないので、話題に共通性がなく、一方的な会話でおわるわけよ
こんなテレビをみた、こんな本を読んだ、それで終わり 笑
だから会話がちぐはぐで、人とうまく交流でいない世代がうみだされたのではないか
とゲームや携帯がない時代に育った私は思うのですよ
毎日友達と外で家で遊んでましたからね。
隙間だらけでしたから 笑
でも、今の時代はそうでないわけで
中国でゲームばっかりに夢中で
家財道具を親に売らせて
思い通りにならないと暴れて
家をめちゃくちゃにした子供がいて
にゅーすになってましたけど
これも、大脳の加熱が原因だなと思います
だからこそ、子供達をどうやって教育をしていけばいいのか
岡博士は未来を見据えて、現代人の私たちに
答えを教えてくれています
未来がわかっていたんだよね
みなさんも、大脳をやすませて
自然に触れたり、してみてくださいね
自然界にもお友達ができるかもよ? 笑
宇宙世界は今日も平和です
みつしゅうらでした