岡潔 前頭葉発育不良と発達障害の関係
<岡潔 数学を志す人に> より抜粋
岡潔数学博士は、将来日本人の脳の前頭葉が発育不良になるだろうと警鐘していました。
二十歳前後の人たちに、衝動を抑止する働きがかけており、例えば試験のときでも意味もわかっていないのにすぐに鉛筆をとって書き始めるなどの衝動的な動きが見られるとほんの中で述べています。
衝動の働いている状態は大脳前頭葉の発育不良であり、自制心が効かない状態のようです。
これを読んで、発達障害とか教育現場で見られる多動の子友達のことを思い浮かべました。落ち着きがなくずっとせわしなく動いているわけなので、発達障害と呼ばれていますが、おそらく大脳前頭葉の発育不良のことなのではないかなと思いました。
岡先生によると脳の中心部に、人の中心があって、そこが交感神経と副交感神経を支配しており、その中心がすなわち、情緒の中心であり、中心がうまく機能せず、情緒が失われると、バランスが失われ、病気になったりするようです。
中心がうまくいっていない人が劣等生となるので、気持ちの持たせ方が大事だと話しています。
今から50年くらい前に、すでに未来を見据えて、問題点を見抜いていたのですね。
しかし、教育もそうですし、人が成長していくにはとても長い時間がかかるので、直しようがないとも言ってます。
なぜなら人の心と情緒に調和を持たせることが大事であり、また大脳前頭葉は自制心と関係し、自分よりも他人を優先するということが衝動を抑えることにつながるわけですので、現代人はどんどん自分優先主義が強くなっているので、この先もどんどん拍車がかかるだろうなと思います。
特に若い人たちは四六時中大脳前頭葉に刺激の強いスマホを子供の頃からやっているので、スマホを制限させるのも、厳しいだろうなと思います
それで、このことはこれから先の地球の未来に対して、大きな分岐点となっていきます。
それについては次の記事で紹介します。
脳によって人類は二つの世界に別れていきますから
脳は人間の意識と行動と深い関係があり、自分の未来を作り出すのですね
宇宙世界はとても調和がとれた豊かな世界です
みつしゅうらでした