岡潔 時空のかまち
<夜雨の声 岡潔>より引用
いかに困難であっても、こうしなければ数学の研究にはならないから、私は、十日ほどかかったと思うが、社会的関心しか持てない状態から、自他の別を超え、時空の框(かまち)を離れて、超自然的関心の持てる位置まで自分を持っていったのであって、いわば二つの峠を越えたのであるが、そのたびにだんだんひろびろとした所に出たような気がして、次第にすがすがしい気持ちになっていったのである。そうなると研究が実に楽しくなって、心の中に春風が吹き始めたように思えてくるのである。
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人の意識の流れは、社会を流れている間はねばねばしていて非常に遅いが
「自他の別」「時空の框(かまち)」と二つの峠を一応超えるごとに、だんだん速くなって、境地が十分高まればずいぶん速い。
岡博士の語る、時空の框(かまち)という言葉に惹きつけられた筆者は、とあるコリンさんの話を思い出しました。
数年前にコリンさんから時空を超える空間エネルギーのことに関する説明を受けた時に、時空の框の表現とそっくりだったのを思い出したのです。
数年前に、ある人物に対して色紙を書く時に、コリンさんと色紙に入れるエネルギーのことを相談していた時に、コリンさんがつぶやいたのです
色紙の中に、時空を超える空間エネルギーを入れることができるよと。
その空間エネルギーに入ると人の意識はクリアになり一切の邪念が湧かず、全てが見通せるようになり、透視もテレポテーションも一瞬にして意識レベルでできるようになる
そういう空間エネルギーのことを、地球人は次元とかいう言葉を用いて表現するのだけれども、宇宙では次元という言葉は使わないのです
そしてこのような空間エネルギーは、一般の人には与えられないエネルギーだから、これまで他人に与えたことはないとおっしゃっていました。
コリンさんがエネルギーの流れを作る時も、透視する時も、カードやグッズを作成する時も、この空間にある状態の意識となっており、一切の邪念がなく透明な意識で、全意識を使って対象にエネルギーを流れるように、道筋を作っているのだそうです。
その空間こそが、宇宙エネルギーが流れる空間であり、人工的にエネルギーを生み出して流しているので、エネルギーが対象に注ぎ込み、物質という現象を動かしているわけです。
普通の人が、ただ自分が念じてその通りになればと意識だけで思っても、人の意識ではエネルギーは生み出されないし、エネルギーは流れないそうです。
岡先生は意識がクリアになっていたために、すでに超自然界にある情緒を数式として捉えることができたわけです。
結局のところ、空間のエネルギーが変わることで、人の意識はどこまでもクリアになり、一切の邪念や妄智がわかず、純粋なひらめきとか創造性が高まる状態になるよというお話です。
しかし、岡先生が言うには、その意識の状態になるためには、ものすごく時間がかかるので、意欲と意思を持って、集中していかなければできないことや、意識のレベルで二つの峠を超える必要があるということです。
瞑想とかで到達できる意識の話ではないのですが、瞑想が必要なのは、人が常に社会的な意識に関心が行ってしまいがちだからです。
常に社会にハマりがちな自分の意識を、自ら引き離して、意識の広がりを持たせるようにしないと、狭い社会の意識、社会通念の世界に閉じ込められてしまうわけです。
そうなると、社会通念に縛られがちで、意識が閉鎖的になり、社会的な職業人であればあるほど、岡先生曰く、かつての軍部みたいに井戸の中の蛙みたいになり、大きな過ちを起こしかねないそうです。
現代人の多くが社会生活を営みながらも、そこが窮屈に感じているのも、意識が閉じ込められるからなんでしょうね。
そんなぎゅうぎゅうの人たちに対して、超自然界的な宇宙世界の話をしても、いきなり意識が高く飛びすぎて、わけわからんのだと思います 笑
でも、大天才の岡先生は、意識を超越しており、宇宙とのつながりもあったので、わかっていたようです。
コリンさんが色紙や木札などに込めている空間エネルギーも、空間エネルギーに関する教育を指導者から受けているからなのです。
その先に時空を超越できる空間エネルギーもあるそうですが、いずれ体験できるのではと思っています♩
宇宙世界は今日も平和です
ミツシュウラでした